王国〈その3〉ひみつの花園
2006年11月23日 読書
携帯が2つに割れた、それを無理やりくっつけて話をしている夢を見た。
まあ起きたらmy携帯は無事だったわけですが。
それとは関係ないですが、今日は出かける約束をキャンセルした。
今日の雨降りの天気みたいな心境で、家でおとなしくしていようと。
まー、人生ずっと“晴れ”というわけには行かないですよね。
こんな時もあるさ。
ワタシ自身は至って元気なのでご安心を。
∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽
先々週関西往復する間に読んだ本の感想を。
よしもとばななの『王国〈その3〉ひみつの花園』
この「王国」シリーズには、心にしみる言葉がぎっしり詰まっているのよね。
やわらかくて傷つきやすい繊細な心を持った主人公の雫石の気持ちに共感が持てる。
−ただ飽きずに何回でも見てしまう、近くに行きたくなってしまう。恋とはそういうものなのではないだろうか− P6
−形のある幸せなんてどうでもいい− P137
−悲しみはいつ襲ってくるかわからない。気をゆるめずに一歩一歩歩んで行かなくてはならない。そういう気がした。− P189
他の登場人物とのふれあい方が、じんわりとそっと寄り添う感じでなんとも良い関係なんです。
早く読めて、あたたかいものが心に残るいい話です。
その4、その5と続いていくんでしょうね、楽しみです。
久しぶりに文庫を買った。
どうしてこの本を買ったかはまた改めて書くとして、
初めて読む作家 中村航さんとはどんな小説を書いているのか楽しみだ。
∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽
新しい仕事の方はなんとか少しずつ覚えてきている。
何かに叫ばないとおさまりがつかなかった気持ちも少し落ち着いた。
私と仕事を交代した女の子が1週間にして辞めてしまった。
最近はイヤになったらすぐ次の日から来ないのだ。
次の人が決まって引き継ぎしてからなんていうのは昔のことなのだろうか。
ハローワークに募集を出したら、半日で6〜7件面接の電話がかかってきた。
明日から面接やるらしい。
精神的にガッツがある子が入ってくればいいんだけど。
こうしてみるとうちの会社の仕事って能力云々よりも、そのポジションはどう動くことを要求されているかを感じ取り、周りの人々と協力し、調和し、スムーズに仕事をこなしていけるかだなーと思うこの頃。
そんな難しい内容じゃないのよね。
私がやっていたくらいだから。
図書館に返却の期限が来てしまったので、あわてて読んだ。
『偶然の旅人』『品川猿』がよかった。
良かったというよりも、私の心にひっかかる文章があった。
まず『偶然の旅人』は、
かたちあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それが僕のルールです。
というくだり。
長い目で見ればそれが良い結果を生んだと思う。そのときはきつかったとしても。
『品川猿』は
でもあなたはそのことを意図的にわかるまいとしていた。その事実から目をそらせ、それを心の奥の小さな暗闇に押し込んで、蓋をして、つらいことは考えないように、−−−−でもそのせいで、あなたは誰かを真剣に、無条件で心から愛することができなくなってしまった。
特に品川の方は、自分もそういうところがあるかもしれないし、身近にもほんとこれとそっくりのケースで現在も苦しんでいる人間がいて、読んでいてドキッした。
まるで、最後のここを読むために、私はこの本を手にしたのかと思えるくらい。
自分の身に起きている問題を自分で気がついたとしても、もうそれはぴったりと自分の一部となっていてどうすることもできないのだ。
上のくだりをもし人間の誰かに言われたとしたら、素直に受け取れなかったかもしれない。猿（仮にここでは猿だけど、人間以外の存在）に教えられたから、すんなり理解することができたのだと思う。
この手の話の場合、障害を乗り越えて最終的には問題は解決される。例えば、不妊症で悩んでいたら長年の治療が成功して妊娠したり、親子や兄弟の不和も仲直りできる。でも、この『品川猿』では、
ものごとはうまく運ぶかもしれないし、運ばないかもしれない。
と結ばれていて、そこがとても気に入った。
人の根本的な問題って、原因がわかったからってそう簡単には解決しない。
たいがいはその問題と向き合ったり背けたりしながら、ずっとつき合って行くのだと思う。一生、死ぬ寸前まで。
何気なく読んだ『品川猿』に思わず感動した。
『偶然の旅人』の中の、かたちのあるものより、かたちのないものを選ぶというキーワードも関連している気がする。
読んでよかった。
亜土ちゃんにハマってます。
これは最も新しい亜土ちゃんの絵本。
お子様向けですが、大人も読めなくはないです。
どちらかというと漫画ちっくな絵です。
色遣いがキレイで気に入りました。
∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽
今月も今日で終わり。良い感じで一年のスタートをきれた。
仕事は昨年末よりは落ち着いていて、それほど疲れはない。
ライブは2本、購入CDは3枚。
家でラジオや、CDをかなり聴いた気がする。
先日イベンターの会報が送られてきたけど、行きたいライブがない。
まあ行きたいのがなければ無理して行くことないんだけどね。
現在手元にライブチケットが1枚（2/2森山直太朗）だけ。
ちょっとさみしい。
有るときは5枚くらい持ってるもんね。
3月は高松まで行くけど、関西に行く予定は今のところ無し。
これもちょっとさみしいかな。
ポール・ウェラー見たかったけど、日程がぜったい無理（泣）なので、あっさりあきらめた。
ジョン・メイヤーやジェイミー・カラムが来たら見に行きたいな。
今夜の「アダルト・オリエンテッド・レディオ」いい曲かかるなー。
そうそう馬場俊英さんの新曲『一瞬のトワイライト』を昨日やっと聴いたけど、すごく素敵だった！
また聴きたいのでリクエストしようっと。
Say Hello! あのこによろしく。
2005年2月8日 読書
犬好きの先輩の誕生日のプレゼントにこの本をあげようと思い、Amazonで購入した。
自分でラッピングする前に、読んでおこうと1枚1枚写真をめくって見てみた。
生まれたての赤ちゃん犬のかわいいこと。
ニコちゃん、サンコちゃん、ヨンコちゃんの3姉妹。
遊んでいるとき、寝ているとき、いつもどこか体と体をくっつけて寄り添っている姿がたまらない。
この本を読んで泣いたと多くの人が投稿していたので、どんなもんかと想像していたけど、やっぱりポロポロ泣けたよー。
幼いころの気持ちになって昔住んでいたうちを思い出したり、町の匂いを思い出したり、自分が子供だった頃の母のこと兄弟のことを思い出した。
とても心が温かくなったよ。
ちょっと値段が高いのですぐには買いにくいけど、もう一回見たいと必ず思うはずなので、その時に買おう。
自分の誕生日に買うというのもいいね。
今日の昼休みは、隣の席のFさんと本の話しをした。
私はよしもとばななの『王国 その2』の中で、とても胸にジーンときた
ところがあったので、それをまずFさんに話して見せた。
『今が今しかないことを感じさせてくれるのが恋愛なんだ』という文で、
前後がもう少しあるのだけど、恋愛にしか感じることのない感情を
うまく表現していてると思った。
同時に私はライブを観ていて『今が今しかないんだな』とよく感じることを思った。
そういう意味では好きなミュージシャンの演奏を聴いている間って、恋愛と共通しているのかな。
夫といるときは、そんなことは思わないもん。
ずーっと一緒にいるとそうなっちゃうのも仕方ないのかな。
そしたらFさんが私も今読んでいる好きな本があると紹介してくれたのが
この『Good Luck』という本だった。
ベストセラーらしいけど、私は知らなかった。
薄くて小さめで中を開くと字が大きくて読みやすそう。
『自分に幸運を贈る本』というテーマで、世界の名言をちりばめて、全体を通すと1つのストーリーになっているらしい。
気持ちが不安定な時に読むと安らぐことのできる本みたいだった。
Fさんはバツイチで今とても結婚したがっている。
即結婚は無理なので、まずは彼が欲しいとよく言っているのだ。
とても素直なかわいい人なので、良い人とめぐり会えればいいのにと心から思う。
恋愛っていいよねー。
でも私の場合、実際にするとなるといろいろ後が辛そうなので、今のところは想像するだけということにしておく。
と、めずらしく会社で恋愛談義に花が咲いたのだった。
王国 その2 痛み、失われたものの影、そして魔法
2004年11月13日 読書
ずっと読みたいと思っていた本。
やっと私のところにやってきた。
スイートリトルライズ
2004年11月13日 読書
表紙が愛らしい。
これから読みます。
私はこれダメでした。
最初から最後までおもしろくなかった。
私の好みとしては、もう少し精神的なところでドキドキしたり、せつなかったりするのが好きで、この本にはそういうところがなかったから。
シンプルな豊かさ―癒しと喜びのデイブック (1月〓6月)
2004年4月7日 読書
たまには本の紹介などを。
約6年前、私は多くのものを求めていて失敗したことがあった。
世間的に良く評価されたい、職場で優れた仕事がしたいと強く
思うあまり職場の人と協調できずに、入社して2年目の新人を辞めさせてしまった。
しょっちゅうイライラしていたし、不満がいっぱいだった。
でもその子が退職してしまった後、自分がしてしまったことの後悔と、
周りの人からの非難の目に絶えられず、結局仕事を自分から辞めてしまった。
精神的におかしくなり、眠れなくて食べられなくて、一人でいるのが怖くて
布団にくるまってガタガタ震えていた。
思い出しても苦しくなるくらい、一生の内で最も苦しい日々だった。
初めて死んでしまったほうが楽だと本気で思った。
人の噂も75日というけど、2〜3ヶ月すると自分も少しずつ忘れることができて
だんだん元気になってきた。
そんなときに出会った本がこの本だ。
自分自身の内面を豊かにするヒントをたくさん与えてくれた。
この本を読んで感謝することの大切さと気持ち良さを身をもって理解することができた。
決して宗教的なものではなく、オシャレのことや料理のことや女性の興味が持てる
要素がいっぱい詰まっていて誰にでもお薦めできる1冊だ。
今の自分は好きではないとか、人付き合いに不安があるなど、悩みの出口を探している方が読むと、きっと何かが見えてくると思う。
緑の表紙の7〜12月の後編もある。
日記形式になっているので、どのページからでも読めるのがいい。
∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽
今日は仕事しながら、ずっとライブのことを考えていた。
もし、あのバンドのライブが実現したら・・。
お客さんとして誰が来てくれるか書き出してみた。
高校の友達関係3人、前の職場の友達2人、夫の関係4人、ライブ友達16人、
友達の家族3人、友達の友達9人、私と夫を入れて合計39人。
確実集まってくれそうな人数がこのくらい。
Nさんは10〜20人くらい集めてくれそうだし、何もしなくても20人くらいは
来たい人いるでしょう。
日程によっては県外からも来てくれるかもしれないし、
80〜100人ということでできないかな。
よっし、今度Nさんに会ったらこの話してみよう。
