先月受けた定期健診でひとつひっかかってしまい、婦人科で検査を受けてきました。
婦人科は人より慣れている方だけどやっぱりイヤなもんです。
2週間行こうかやっぱりやめようかずるずる迷った上のこと。
もしかして手術が必要だなんて言われたら怖いしね。

内診が終わって医師が無言でカルテにシャカシャカ書いているその時間の長いこと。
所在無く横からドイツ語だかどうだか意味不明な文字を見つめながらひたすら待つ。
やっと説明が始まった。
1週間後に検査の結果を説明して、薬を出すのでおそらくそれで良くなるだろうとのことで一安心。
それ以外になぜ子供を持たなかったかについて聞かれ、今からでも何とかなるものならチャレンジさせたいかの口ぶりで、有難いけど苦笑してしまう。
妊娠しにくい人の子宮はやや小さいらしい。
でも私のはちゃんと普通に大きくてこれで妊娠しないのは不思議だと思ったみたい。
自分でもおかしいけど、子宮が立派だと言われてちょっと嬉しかったりして。
病歴、手術歴をいろいろ話すうちに、11才の時に虫垂炎をこじらせて腹膜炎を併発した後の癒着が妊娠しにくい大きな原因のひとつであると説明してくれた。
腹膜炎やったら命取られてもおかしくないからね。子供どうこう以前に今健康でいられるだけでも幸せなことだと、大きくうなずきながら言ってくれた。

今までこんなふうに詳しく説明したもらったことなかったな。
いつも病院は混んでいて慌しい診察で次の人が待っていて、聞きたいこと話したいことの半分も言えてなかったように思う。
今回診てもらった医師は短い時間でもちゃんと私の方に寄り添って真剣に話を聞き出し、自分でも納得し、はっきりとした答えを出してしかもこれから生きる勇気まで与えてくれた。
スゴイ!これぞ医者としてパーフェクトな仕事だ。

感動しました。
評判の良い大きな病院へ行くより、経験豊かなゆとりのある開業医の方がずっといいと思いました。
70才くらいに見えた大先生。また何かの時はお世話になると決めたので長生きしてくださいね。

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