もらい泣き

2006年12月17日 ライブ
Hi-Six X’mas 2006、毎年恒例になったFM高知のイベントに行ってきた。
秦基博くん、矢野真紀ちゃん、Jackson vibeの3アクト。
それぞれに良かったよ。

秦くんは声が良いね。
「鋼とガラスの声」というキャッチフレーズがピッタリやね。
ささやくような軽い声には余裕があって、深く温かみがある。冬の歌が似合っている印象。
高音は地声も、裏声もどちらもキレイだ。
昨日は乾燥系ライブハウスのせいか、喉の使い過ぎか、ファルセットが出ない曲があり、かわいそうだったけど。
歌詞や曲調が、傷つきやすい心の奥をきゅっとつかむ感じの曲が多かったです。
遠い昔(高校時代の恋)を思い出しました(笑)
初めての土地で初めてのお客さんを前に、ちゃめっけあるMCに好感が持てました。
見た目は一般のお客さんよりぜんぜん素人っぽかったけどね。
ソウルフル、ファンキーな部分もチラっと見えて、これからどんな風に変わっていくのか楽しみな秦くんです。

お久しぶりの矢野真紀ちゃん。
6年前から見ているけど、全然変わらない真紀ちゃん。
唯一変わったところは、前はほとんど眉間にしわ寄せて唄っていたのに、今は笑顔を見せることが多くなったことかな。
一心に唄う姿と、かわいいMCが魅力です。
歌唱力と表現力は素晴らしいね。いつも感動しちゃいます。
寺岡呼人さんの曲『夜曲』の生命力とスケールの大きさには、聴くだびにうなってしまいます。
真紀ちゃんにピッタリ合っている素敵な曲ですね。
この人はウソついてもすぐ顔に出るタイプなんだと思う。
ずっと変わらずいてほしいです。

ラストはJackson vibe。
ドラムの須川くんの脱退が発表されていて、このライブがラストライブだということは告知されていたから知っていたけど、
正直あんまり気にしていなかった。
脱退の真相は私たちにはわからないけど、とにかくこの4人でステージに立つのが最後なんだと1曲1曲心に刻みつけながらメンバー全員が演奏しているのがすぐ伝わってきました。
ボーカルのグローバーくんも涙でつまってしゃべれなくなっていたしね。
ベース、ギター、ボーカルがドラムの須川くんを3方向から包むように真っ直ぐ見て、ひとつの気持ちで演奏しているのをただただ見ていました。
後半はほとんど須川くんの方を向いて、4人で出す最後の音を確かめながらの演奏に涙が止まらなかったです。
ある意味こんな風に惜しまれながら辞められるのは幸せなことかもしれないなとも思ったし、たまたま高知がラストになってしまって、遠方から来たくても来られなかったファンに代わりに見せてあげたかったなとも思った。

ちょっと最後はしんみりしたけど、とっても記憶に残る良いイベントになりましたね。

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