ISBN:4103834072 単行本 よしもと ばなな 新潮社 ¥1,260

携帯が2つに割れた、それを無理やりくっつけて話をしている夢を見た。

まあ起きたらmy携帯は無事だったわけですが。

それとは関係ないですが、今日は出かける約束をキャンセルした。

今日の雨降りの天気みたいな心境で、家でおとなしくしていようと。

まー、人生ずっと“晴れ”というわけには行かないですよね。
こんな時もあるさ。

ワタシ自身は至って元気なのでご安心を。

 ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽

先々週関西往復する間に読んだ本の感想を。
よしもとばななの『王国〈その3〉ひみつの花園』
この「王国」シリーズには、心にしみる言葉がぎっしり詰まっているのよね。
やわらかくて傷つきやすい繊細な心を持った主人公の雫石の気持ちに共感が持てる。

−ただ飽きずに何回でも見てしまう、近くに行きたくなってしまう。恋とはそういうものなのではないだろうか− P6

−形のある幸せなんてどうでもいい− P137

−悲しみはいつ襲ってくるかわからない。気をゆるめずに一歩一歩歩んで行かなくてはならない。そういう気がした。− P189

他の登場人物とのふれあい方が、じんわりとそっと寄り添う感じでなんとも良い関係なんです。
早く読めて、あたたかいものが心に残るいい話です。

その4、その5と続いていくんでしょうね、楽しみです。 

コメント