プチ遭難

2006年4月30日
焦った。

いいお天気なので、庭の垣根を刈っていて、ふと、先日のお茶のリベンジをしようと山へお茶の葉を求めて上がって行った。
家のすぐ前の山なのに今まで一度も上がったことなかったのよね。
うっそうとしていてなんか怖くて。
でも今日は天気が良いので怖いという雰囲気はなくて、つっかけのままどんどん上がっていったの。
お茶は生えてなかったけど、山ツヅジがきれいで、すぐ頂上まで行けそうな気がしてさらに登って行った。
そのうちお宮が現れて、「初めまして」と手を合わせ、次にお墓が現れた時はビックリしたけど、近所の久万○さんとこのお墓だとわかって、また手を合わせて通り過ぎた。
まだまだ頂上ではなさそうだけど、上が明るい=もうすぐ頂上みたいだし、このまま登ってしまおう!
つっかけで来てしまったから、苔で滑りそうで来た道を下る自信はない。
きっと向こうに別の降りやすい道があるはずだ!と信じることにしてさらに登った。
そしたらまた別のお墓があって、ついに舗装された道路に出た!
あー助かった。
これで簡単に戻れるはずだ。

ところが道路は極端に狭くて、人っ子ひとりいない。
山の上なので景色は良いけど、それどころではなかった。
道なりに歩いて行くと、下るつもりがまた登ったりしている(汗)
あーどうしよう・・。困ったな。
まあケイタイも持ってるし、ラジオも持ってるし、いざとなればダンナに電話すればいいから。。と心に言い聞かせて、さらに道を進む。
これって、だんだん家から遠くなってるよ。
とにかく下に降りよう。
と半ばヤケになりかかったときに、車が一台通りかかった!
ヨカッタ!この人に道を聞こう!
そしたらその車に見覚えあり。
町会議員ののり子さんだ!!!
助かったーー。

のり子さんは今私がどこにいるのか教えてくれて、乗っていけば!?と言ってくれた。
のり子さんが神様に見えたよ。

のり子さんはこの辺の大地主さんであちこちに山や畑をもっている。
「この辺は散歩するにはイイけど、ハメ(ハブ)に気をつけた方がえいで!黒蛇は大丈夫やけどハメは噛みつくき。私はいつも長靴履いちゅうで。もうこの時季は危ないよ」と教えてくれた。

のり子さんありがとう!
知らないって恐いね、私サンダルで山に登ってしまったもん。
のり子さんと別れて自分の家に戻ったら、近場にお茶の木が何本かあって、それを摘んできた。
うちに帰ったらダンナはぐーすか寝ていた。

家を出てから、たぶん40〜50分しか経ってないと思うけど、遭難した気分を味わった。
そして自分が住んでいる地域のことをいかに知らないかを思い知った。

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