水森亜土作品展がデパートで開催されていて、今日は亜土ちゃんのお絵描きパフォーマンスが見れて、画集(1575円)を買うとサインしてもらえるというので行ってきた。
子供の時から好きだったし、一度本物の亜土ちゃんにお目にかかりたいという念願が叶った。

画廊は油絵、水彩画、版画とさまざまな可愛らしい作品でいっぱいだった。
色使いが明るくてキレイだし、夢があふれる世界が作品ごとに広がっている。
亜土ちゃんワールドの気持ち良さにすっぽり包まれて、ある版画の作品を1点購入することにした。
版画なので他の作品に比べたら安価だったけど、○万円。
私にとっては何年ぶりかの高額の買い物だったけど、あっさり10分くらいで決めてしまった。
全体がピンクがかった淡い色彩で、ショートヘアの女の子が胸の前で両手の指を組んで微笑んでいる可愛らしい作品。
この絵を毎日眺めたら楽しく生きていかれそうな気がしたのと、逆にこの絵に見守られていたいなと思ったのが購入の決め手だった。
大袈裟かもしれないけどそんな気がしたのよね。

2時から亜土ちゃんのお絵描きパフォーマンスがあった。
本物の亜土ちゃんは30年前に見た雰囲気のまんま可愛らしく、年齢を重ねた分ふわーっと柔らかいイメージになっていた。
確かに人間なんだけど、自分と同じ人間じゃないような不思議な存在。
長ーい付けまつげにアイライン、オーバーオールに大きな帽子、バナナや星のカラフルなアクセサリーを見につけて、ファッションも以前のまんま。
Dr.スランプあられちゃんやカメハメハの歌、お弁当箱のうたなどを唄ってくれた声はマシュマロみたいだった。
お絵描きのBGMの中にはジャズやレゲエも使っていてそれに合わせて唄ったり、音楽家の一面も見せていた。
有名な両手で同時に同じ絵を描くパフォーマンスは素晴らしかった。

亜土ちゃんはとてもこっけいで、ツボにはまった事がいつくかあった。
ひとつは亜土ちゃんが踊っている時にピンクの指輪が床に落ちてしまい、それを拾うときに発した言葉。
「あはっ、指はめが落ちた、キャ。」
ハハハ、指はめって・・(汗)
もうひとつは『大きなクリの木の下で』を唄った時に2番と3番は亜土ちゃん流替え歌だったんだけど、
2番は「大きな椰子の木の下で・・みんなでハワイに行きましょう」
3番は「大きな柳の木の下で・・みんなで墓参りに行きましょう」
ええっーー、墓参り!?
子供を何人か舞台に上げて「なかよく墓参り〜♪大きな柳の木の下でーー♪」って。亜土ちゃんが墓参りするイメージがないので、おもしろかった。
まだある。亜土ちゃんが子供のリクエストで亀の絵を描いた時、尻尾がやたら太くてちょっと妙な亀さんになってしまい「亀に見える?」って聞いたら、子供は正直で「獣(ケモノ)みたい」と言って、亜土ちゃんがそれを受けて「ケ・モ・ノ・・?」って可愛く困って苦笑いしていたのがおかしかった。
プチおかしいことは数え切れないくらいあったな。

ピアノも弾いて歌って踊れてお芝居もできて、絵も描ける亜土ちゃん。
旦那さまの両親と同居していたというのも驚き。
私なんか亜土ちゃんと比べたら何にもないよ。
亜土ちゃんってスゴイよね。

絵を買ったら、絵と一緒に記念撮影してくれた。
友達からのメールに「亜土ちゃんに抱きついちゃえ!」と書いていたのを思い出して亜土ちゃんに言ってみた。
「友達から亜土ちゃんにハグしてもらえと言われました」と。
そしたらニコッと笑ってハグしてくれた上に、チューまでしてくれて、記念にそれをもう一枚写真に撮ってもらった。
恥ずかしかったけど、嬉しかった。
亜土ちゃんの体はとても柔らかだった。

土曜日の夕刊で作品展の広告が目に入っていなければ、こんな夢見たいなこともなかったわけで、なんか不思議だな。
来週絵と対面できるのが楽しみだ。

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