期待していた新曲はなく、新しいのは1曲目にやったJとBの『The Begining』くらいだったかな。でもこれも既に3月に聴いているので、正確には新曲はなかったと思う。

JとBでまず3曲、あとはJ&Bの4人といういつもの構成。
私は浅野さんを左横から見て、タカさんを右横から見れる位置に座った。
私の後ろは機材等が積んであって壁みたいなものなので、落ち着いた雰囲気の空間だった。
開演前から生ビールを空けてイイ気分。

JとBの2曲目に演ってくれた『Drizzle』。
これは私にとって感慨深い曲だ。
ある時期、遠征するときは必ずこれを聴いていたので、バスや電車の中から見た早朝の風景や、J&Bを好きになった頃の気持ちとかいろんなことが思い出されて、じっと聴き入っているうちに涙があふれてきた。
梶原さんと浅野さんの演奏は完璧で、あーこれが聴けただけでも今日来てよかったと思えた1曲だった。

JさんとBさんはバーボンを飲んでいて、3曲終わったところでBさん早々におかわりを要求。すると運んで来てくれたのが、ボトルとアイスペール。
それを床に置いて、Bさんがセルフでカップに注ぎ始めたのだ(笑)
私はこういう光景を見るのは初めてだったので笑い転げてしまった。
ガンガン飲むお2人に影響されて、私もかなり飲んでました。

演奏した曲はFAMILY TREEからがほとんどで、古い曲はあまりなかった。
良い意味で、いつもの4人の演奏だった。

ただちょっと違ったのが4人の雰囲気かなー。いつもに増してリラックスして楽しんでいたように思えた。
そして周りを囲んだお客さんも確かに違っていた。
男性の割合が多かった。特に20代の男子。あと私の近くには20歳くらいの女子もちらほら。
ステージに腰をかけて見たり、体育座りで見ていた子もいたし、空いたスペースの床に直接ドリンクをおいて自分も座って見ていた子達もいたけど、それがさらにリラックスした雰囲気になっていてよかった。
演奏の合間に、ギターをやっている男の子がJとBの2人の間に行ってごしょごしょ話していると思ったら、何か質問していたみたい。で、次の演奏の時に見ているその子に向かってBさんが近寄って、「ここはこうやって弾くんだよ!」って感じに見せてあげていた。なんか微笑ましかったな。
あとタカさんの背後に腰を屈めた男の子が近寄ってピタッとくっついて真後ろから演奏しているタカさんを見ていた。時々横に動いたりして、1曲の約半分くらいそこにいたんじゃないかな。
途中でタカさんがその男の子に気がついて、ちょっと驚いていたけど全然気は悪くしてなくて、喜んでるようにさえ私には見えた。
センターステージにセットするようになって約1年くらい経って、そのスタイルをお客さんの方も十分に楽しめるようになってきたなと思った。
アンコールの時のリラックス&盛り上がり具合なんかは、この瞬間って今までで最高なんじゃない!?っと思ったくらい。

J&Bの程良いリラックス感と、お客さんの思い思いの楽しみ方でイイ雰囲気のライブになったなというのが今回の一番の印象だった。

ライブ前日や当日は前ほどドキドキしなくなったけど、なんかジワーッというかしみじみというかゆっくり胸一杯に広がる感動があった。

まだ数年だけど、J&Bを何度も見続けて来てこういう気持ちになって嬉しい。うまく言葉で表現できないけどファンである自分の気持ちに少し変化が起きた気がした。

補足で、チキンジョージだけなのかどうかわからないけどツアーマネジャーの橋川さんの奥様で、ベーシストのユミコさんが1曲参加していた。
あとJ&Bのロゴとバックの下の方にチキンジョージの文字が入ったTシャツが3000円で売られていた。色はオレンジに赤い文字と、濃紺に赤い文字の2種類。私は買わなかったけど友達は4枚買ってたよ。

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