ある意味ぜいたくなお花見

郵便局に友達に送る荷物を出しに行った。
帰ろうと思ったらすぐ先の方に桜の木がたくさんあるのでチラッと
見て帰ろうと、自転車をとめて堤防を上ってみた。
ほんの7〜8メートル上がるだけなんだけど、行ってみてビックリ、下から見る景色とは別世界。
そこのスペースは車では行けないので、人は私だけ。
日曜日の昼なのに、約30本の桜の木を独り占めだ。
しかも、そこからの景色は仁淀川にかかる緑の鉄橋に、堤防沿いに咲いている菜の花、遠くの山々が見渡せるすばらしくのんびりした景色。
誰もいないことをいいことに持っていたタオルを敷いて寝転がってみた。
視界には桜の木と広い空だけ、時々ツバメが横切ったり、とんびが旋回している。
気持ちいい〜。
こんな近場で誰もいなくてめちゃめちゃイイ景色。
すごくぜいたくじゃないの、これ！
と感じながら、寝転んだままMDウォークマンで20分くらい音楽を聴いていた。
カップルが1組現れた。
うー、せっかく一人でのんびりしていたのにー。
でも待てよ、あのカップルの方こそ「せっかく2人きりだと思ったのにー」と思っているよね、きっと。
人間って勝手だなーと、おかしくなった。
5分くらいすると、家族連れが1組やってきた。
お弁当を広げて仲良く食べたり、桜をバックに写真を撮ったりしている。
いいなー。
風が強く吹くと、桜吹雪がはらはらと舞ってホントに綺麗だ。
子供が嬉しそうに花びらの行方を追っている。
なんか絵になるな。
そのまま寝転がって音楽を聴いて、時々起き上がって山を眺めたりして1時間があっという間に過ぎてしまった。
その間に通り過ぎた人はあと2組だった。

来年は夫も連れてお弁当を食べに来てみるのもいいかも。