もう最高だった。夢みたいに。

店長さんのご好意で、見やすいところに席を2つ取っておいてくれたのが、まず嬉しかった。
若いバーテンさん2人も私たちが高知から来たことを知っていて、いろいろと話しかけてくれた。
初めて行く店でこういう暖かい気持ちを受けるとすごく嬉しい。
ライブを見る前にすでに「あー、わざわざ来てよかった」と思った。

店に到着したのは8時20分頃、まだお客さんは6〜7人くらいだった。
案内されて席に着くと、近くに見たことのある人がいる。
A−ShowさんのHPに写真が出ていた男性だ。
話しかけてみたら、その方がこの店のマスターに相談して今日のライブを企画した本人だった。
笑顔がかわいい(男の人に失礼かもしれないけど)人で、ホントにA−Showさんに惚れ込んでいるのが話しから伝わってきた。

普段は20人も入ればいっぱいの所に、イスを増やして30人くらい入っていた。
まずは地元のアーティストのBENさんが5〜6曲、時間にして約30分演奏して唄った。
3曲目を唄っているあたりに、店の入り口から入ってきたのはA−Showさんだった。近くをブラブラしてきたらしい。
BENさんの演奏が終わって、セッティングしているA−Showさんに思い切って声をかけてみた。
「A−Showさん、見に来ましたよ。」という私に、
「どうも、今日はダーリンと一緒ですか!」と、店長さんから聞いて私が来ることは薄々わかっていたみたいで、ぜんぜん驚いてなかった。

仕方なく着いて来ている夫の様子が少し気になっていたけど、
ライブが始まるとその心配もどっかに飛んでいった。
夫がニコニコ手拍子をしているのだ。気に入っている様子。
配られたフライヤーを真剣に読んだりしている。
ヤッタ!良かった。
トム・ウェイツから始まって、レイ・チャールズやビートルズのカバー他のメドレーで、コーラスでお客さんも参加して楽しめる内容。トークもめちゃめちゃおもしろい。
聴きたかった『僕の小野リサ』も演ってくれた。期待どおりの曲だった(笑)
1時間超、あっという間に1部が終了で、少し休憩を挟んで2部をやるとのこと。
この時点で、20時40分。
夫に聞いてみた「もう帰る?」
「聴きたいんやろ。」と短い返事。
ヤッター、最後まで聴ける!!
夫は運転なので飲めないのに、私に「もっと飲めば」と言ってくれたり、いつになく優しかった。

1部はノリノリで楽しませておいて、2部の1曲目はニール・ヤングの『孤独の旅路』から。
くーーっ、ニクイ選曲じゃ。
『People Get Lady』『Wonderful World』『赤いスイトピー』、オリジナルの『ディア・オーティス』『シンジルモノハスクワレルラシイ』と私が聴きたかった曲は全部聴けた。1曲1曲がソウルフルで心が揺さぶられる。2部は何度も目頭が熱くなった。
女性は何人か大泣きしていた。
私もきっと夫が隣にいなければ・・ね。
笑わせながら、泣かせることの出来るミュージシャンってそうそういないと思う。
改めてA−Showさんの素晴らしさを実感した。

2部が終了したのが、24時半。
A−Showさんが1人1人にあいさつをして回っていった。
ゆっくり話したかったけど、お土産を渡して記念写真をお願いして簡単に感想を伝えてお店を後にした。
高速を飛ばして家に着いたのが、深夜2時半近かった。
ダンナさま、ホントにお疲れ様。感謝してます。

私の中でA−Showさんが好きなボーカリストNO.1に昇格!
5月18日発売のNEWアルバムを予約しなければ。

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