贈る言葉

2005年2月22日
昨日からよく聴くラジオ番組で『贈る言葉・贈る曲〜Send One Your Love 』というコーナーが始まった。
聴いているとなかなか良いメッセージが寄せられている。
昨日読まれた中にとても印象的な、ジーンときたメッセージがあった。
リスナーのGさんは、よく洋楽をリクエストする高知の西部在住の方で、私のライブ友達のメル友さんで、友達から聞いたところでは私より1歳下くらいの年齢の人だ。
もちろん一度も会ったことはない。
メッセージはもうすぐ高校を卒業する娘さんに対してのものだった。

娘さんは自分の思いとは全く違う路を選び、それについて眠れないくらい悩んだこともあったそうだ。
でも娘さんの意志は固く、長い間話し合った末に、娘の人生だから娘の選んだ路を応援することに決めたそうだ。
タペストリーに例えて、「自分の選んだ糸で自分なりの方法でしっかりと素敵なタペストリーを紡いで行ってほしい」という感動的なメッセージだった。
「これで長年続いた私のお弁当作りも卒業です。」という言葉の中に、くつろいだようなとても寂しい気持ちが込められていて涙が出た。
「きっと泣きっぱなしになるだろうから、娘の卒業式には出席しないつもりです。」というその方に対して、DJのMさんが、
「私からのお願いです。ぜひ卒業式には出席されてください。一生に一度のことですから・・。」という暖かい言葉を贈っていたのが素敵だった。Mさんもまだ小さいけど子供を持つ母親だからね、気持ちが痛いほどわかるのね。

すごく羨ましかった。母心。
メッセージを贈る子供がいるということ。
無償の愛って偉大よね。
めったに羨ましいなんて思わないけど、Gさんが羨ましく思えた。

Gさんは友達が誘ってもライブに出てくることは今まで一度もなかったけど、
いつか一度会ってみたいな。
お子さんに手がかからなくなったら、ライブを見に来ようと思うかもしれないし。
きっと近い将来会える気がする。

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