すごく気持ちいいライブだった。
ここのところ行ったライブの中で、眠くなっちゃうくらいリラックスして音にどっぷり浸れたのは初めてかもしれない。
実際何曲かは目を閉じて聴いているうちに、音の中に吸い込まれて体がふわふわ浮いているような感覚になった。

ゴージャスなメンバーなんだけど、ソロを取るとき以外は他の楽器の音と見事に一体となって調和していた。
チェロの橋本さんはGATSさんのライブにも参加していたりして、どんな方なのか気になっていたけど、さっぱりした美人だった。ある曲の演奏が終わって彼女を見ていると、曲の余韻の中で首というか頭を左右に動かしていた。それが、『うーん、なんて素晴らしい演奏なんだろう。このバンドってすごいかも』といった満足気な表情に見えた。私の想像だから見当違いかもしれないけど、当たっているかもしれない。
トロンボーンの福村さんは、ほとんど楽譜にしか目をやらない、きっとシャイな方なんだ。プレイで印象的だったのは、やっぱりゴリラだ。
最後の最後におちゃめなところがチラッと見えた。

真ん中の前の方に座っていたら、トロンボーンの福村さんがカブってタカさんが見えなくなってしまった。福村さん背が高いので、すっぽり隠れて。
友達は休憩をはさんで後方に移動したけど、私はまあいいかと思えてそのままの位置で後半も見ることにした。
福村さんがいない時はよく見えたし、ソロの時は気を遣って寄ってくれてたし。
タカさんが見えないからというわけでもないけど、秀樹さんのプレイをじっくり見てみた。ベースがどんな風に気を配りながら演奏しているのかが良くわかった。少し前まではドラムばかり見てたからね。ギターやベースのソロには耳を傾けていたけど。近頃は違った見方というか聴き方がオモシロイと思えてきた。

でも、倫明さんほど曲の説明を丁寧にしてくれる人はいないんじゃないのかな。
演奏の前に話してくれるので、具体的なイメージを持って聴けてよかった。家に帰って早速新譜を聴いた時に、ライブのあの時の空気をまた思い出せたし、すごく曲が好きになれる気がする。
『ROMANTICA DOS』いいアルバムだわ。
1ヶ月早く聴けたし、ライブ後に倫明さんにサインしてもらえた。
もっともっと好きになれそうだ。

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